劇団四季「バケモノの子」キャストが通天閣に、3年ぶりの豆まきに賑わい「僕らが福をもらった」
現在大阪で絶賛上演中の「劇団四季」のミュージカル『バケモノの子』。その主要キャストが、「通天閣」(大阪市浪速区)の「福豆まき」に登場。元気いっぱいに豆をまき、大阪の街に福を届けた。
今回参加したのは、主人公・蓮(九太)役の貞松響、ライバル・一郎彦役の宇都宮千織、蓮の子役の玉木勇多、一郎彦の子役の永田英士の4人。舞台衣裳で登場した彼らは、地上94.5mの屋外特別展望台で「鬼はー外、福はー内!」の掛け声とともに、大阪の空に向かって福豆を投げた。
その後、「通天閣」のエントランスに場所を移し、一般市民向けの福豆まきへ。前年まではコロナの影響で手渡しの配布だったが、今年は3年ぶりに従来のスタイルが復活。4人は袋に入った福豆を、『バケモノの子』の劇中歌に乗せて、笑顔いっぱいで大勢の老若男女にまいていった。
大阪出身で、「通天閣」周辺にもよく来ていたという貞松は、「こんなチャンスはなかなかないし、ものすごく光栄です。今は地震(の被害)などもありますので、世界平和を願って豆まきをさせていただきました」とコメント。そして、「逆にみなさんからパワーをいただいて、僕らが福をもらったと思っています」と感謝を述べた。
現在上演中のミュージカル『バケモノの子』は、「大阪四季劇場」(大阪市北区)にて5月25日まで上演。貞松は「いろんな愛のかたちがあって、元気やパワーをもらいたい方に、ものすごく刺さる舞台です。ぜひ劇場まで遊びに来てください」と訪れた人々に呼び掛けた。チケットは一般S席1万2000円~ほか(時期により変動)。S席・A席は子ども料金の設定あり(小学6年生以下)。
取材・文・写真/吉永美和子
(Lmaga.jp)