京都で「巨大ロボット」展が開幕、鉄人28号など名作を深掘り 実物大18mの『機動戦士ガンダム』も

日本アニメで絶大な人気を誇るロボットの特別展『日本の巨大ロボット群像-鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫-』が、7月6日から「京都文化博物館」(京都市中京区)でスタート。約45タイトルの作品に関連した200点がそろい、実物大の『ガンダム』作画の上を歩けるコーナーなど、「体感」型展示も楽しめる。

■ 圧巻…約60年間の作品を時代ごとに紹介日本独自のジャンルである「巨大ロボットとは何か」をテーマに、リアリティを与えるために工夫された「メカニズム」や「大きさ」にスポットをあて、映像表現の歴史を辿る同展。初の巨大ロボットアニメ『鉄人28号』(1963年)から、『マジンガーZ』(1972年)、『機動戦士ガンダム』(1979年)など多くのファンを魅了した約60年間の作品を時代ごとに紹介する。

冒頭の『鉄人28号』の特集では、最初の映像化である「実写ドラマ」(1960年)でのレアな姿も展示。「テレビアニメ」「劇場映画」など時代とともに変化していくデザインを見くらべるのも楽しい。その後に続く黄金期の70年代は、『ゲッターロボ』など5タイトルを特集し、「搭乗」「合体」「変形」の魅力を綿密に描かれたデザイン画・劇中の場面から紐解く。

■ 資料だけじゃない!同展の醍醐味は「巨大展示」資料だけでなく、フォトスポットとしても楽しめる多くの「巨大」展示が特長で、なかでも「ガンダムを歩く」コーナーは圧巻。床には、実物大18mの『機動戦士ガンダム』がプリントされ、その上を歩きながらサイズを体感できる仕組みに。「手」「足」など各部には、劇中のシーンを抜粋した解説も配置されている。

ほかにも、アニメ監督・宮ア駿が演出・絵コンテを担当した『ルパン三世 PART2』に登場するロボット兵「ラムダ」の等身大図、『太陽の牙ダグラム』の歩行型ロボット「コンバットアーマー」の顔=コックピットなどの大型パネルが充実。担当学芸員は「この高さに乗るの怖いな、意外と座るスペースは狭そう…など、大きさを目にすることで登場人物のように感じてもらえれば」と話す。

期間は9月1日まで(月曜・8月13日は休館、7月15日・8月12日は開館)。料金は一般1800円ほか。時間は朝10時~夕方6時、水・金曜は夜8時30分までの夜間開館を実施(入場は閉館30分前まで)。

取材・文・写真/塩屋薫

(Lmaga.jp)

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