「大阪城クーピー」発売から3年で話題に、本気すぎる色の名前に反響「大人でも欲しくなる」

「大阪城」と「サクラクレパス」(本社:大阪市中央区)がタッグを組み、2021年に発売されたコラボクーピーペンシル。発売から3年たった今、SNSで「色の名前が素敵すぎる」「大人でも欲しくなる」と注目を集めている。

「大阪城の思い出を色で持ち帰る」がコンセプトの同商品は、クーピーペンシルの豊富な色のなかから、大阪城をイメージした12色を揃えたセット。これだけでもなかなかマニアックな視点なのだが、さらにこだわりが見えるのはそれらの色名だ。

小学校教材でもお馴染みのクーピーだが、この商品には「朝陽を浴びた櫓の漆喰の色」「諸大名が競って築いた石垣の色」「秀吉が愛でた藤の色」など、大人からしても聞き慣れない言葉が並んでいる。一体どんな狙いがあって作られたのか?

今回、この商品の企画担当者である「大阪城パークマネジメント」の垣田英信さんに話を訊いた。 

■ もはや「貴重な資料」、名前より苦労したのは・・・──この商品に込めた想いを教えてください。

『大阪城天守閣復興90周年』の記念グッズということで、大阪城にちなんだ12色を選びました。これで大阪城を描いて欲しいわけです。そこで大阪城の下絵が描かれた「塗り絵シート」を同梱することにしました。

最近は塗り絵が大人の趣味としても流行っているので、この商品はお子さまから大人の方まで満足できるよう、格調高い用語も採用したんです。

お子さまには難しくてもそこで調べてもらえれば勉強にもなります。そんなアカデミックな商品を目指しました。

──とくにココを見てほしい!という所は?

色の名前にもこだわったのですが、実はもっと苦労したのが色の名前の由来を説明する解説文です。12の解説文を熟読すれば、大阪城や大阪城公園の物知り博士になれる、といった感じの内容になっています。

この解説文は、歴史博物館である大阪城天守閣の学芸員の監修を受けているので、歴史・文化・学術的にも正確で、大阪城ファンにとっては貴重な資料といっても過言ではないと自負しています。

──実際にどのような方が購入されているのでしょうか?

ショップで購入されるのはほとんどが日本人の女性で、お子さまがいらっしゃるくらいの若い女性が多いようです。

■ 「売り続けてきてよかった」発売から3年経ち、予想外の反響──今回の反響をどのように感じられましたか?          

長く販売を続けるために、入学・進学シーズンなどに、オンラインショップのサイトで商品のアピールをしてきましたが、期待するほど商品が売れたり、話題になったりすることはありませんでした。

ところが、ある投稿者のXでのつぶやきがバズったことで、翌日にはオンラインショップに記録的な数の注文があり、少しずつでもコツコツと売り続けてきてよかったと思いました。

──来年は万博もあり、大阪土産としてもさらに注目が集まりそうです。

これで在庫が無くなるほど爆発的に、売れるわけではありませんので、気を引き締めて大阪城と大阪城公園をこれからもアピールしていきたいと思います。

「大阪城×サクラクレパス『クーピーペンシル』 12色セット」(1200円)は、大阪城天守閣ミュージアムショップ、JO-TERRACE OSAKAオフィシャルショップ、大阪城オンラインショップの3か所限定で販売中。

(Lmaga.jp)

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