【梅田ダンジョン調査】KITTE大阪やバルチカ03など続々オープン、注目の西梅田エリアにどう行く?

新施設やスポットのオープンが相次ぎ、日々発展を続ける大阪・梅田エリア。7月31日には、JR大阪駅付近にバルチカ03などの「イノゲート大阪」、KITTE大阪などの「JPタワー大阪」と注目施設が同日開業し、ますます盛り上がりを見せている。

これはぜひとも遊びに行きたい! が、なんといっても梅田は各線の駅が交差し百貨店や商業施設がひしめく街。地下街にいたっては「梅田ダンジョン」などとあだ名されるほどの難解さで、関西在住の筆者でも時折迷ってしまうほど。

それに開業日が夏ということもあり、とにかく暑い・・・! なるべく迷わず、そして暑さや日焼けを回避しつつアクセスできるルートはないのか? ということで、実際に現地を歩き、西梅田エリアまでの快適なルートを検証してみました!

■ 最短!「JR大阪駅西口改札」ルートまずはイノゲート大阪とJPタワー大阪、どちらへも最短でアクセスできる「JR大阪駅西口改札」ルートを試してみることに。

両施設の中間に位置する西口改札は、7月9日より全面供用をスタートしたばかりの新改札口。周辺には「ホテルグランヴィア大阪」や「ヒルトン大阪」など有名ホテルがあり、観光客の姿もひときわ多い。そんな西口改札を出ると、真正面にもうJPタワー大阪内の施設「KITTE大阪」の入口が見えるため、迷うヒマもなく到着! イノゲート大阪へも表示があるのですんなりいけました。

同じJR大阪駅の中央口や御堂筋口からはやや離れているものの、西口改札への看板も各所にあるため、方向音痴の筆者でも看板を目印に楽々たどり着くことができた。大阪の土地勘がない人やJRユーザーには、電車を降りたらひとまず西口改札を目指して進むことをオススメしたい。

また「ルクアイーレ」などのある「ノースゲートビルディング」2階と「イノゲート大阪」2階を接続する歩行者デッキが7月30日に開通したので、JR大阪駅方面から「バルチカ03」(イノゲート大阪の2~5階)に行くにはこのルートも便利(メイン写真がその新しい通路)。

■地下からアクセス、大阪メトロ「西梅田駅ルート」

おそらく、新大阪駅やなんば方面から訪れる人の大半が利用するであろう地下鉄からのアクセスも抑えておきたいところ。梅田の地下には地下鉄・大阪メトロの御堂筋線「梅田駅」や谷町線「東梅田駅」、四ツ橋線「西梅田駅」、阪神電車「大阪梅田駅」といった複数の駅が集まっている。

が、地下となるとまさに「梅田ダンジョン」に足を踏み入れることになるため、難易度もひときわ高そうなイメージが・・・。そこで、比較的人通りが少ない「西梅田駅」からJPタワー大阪を目指してみることに。

まず西梅田駅の北改札を出て階段を登ると、「ヒルトンプラザ」や「ハービスプラザエント」などの施設が見えてくる。ちなみに、ハービスプラザエントはライブ会場の「ビルボードライブ大阪」や劇団四季の専用劇場が併設されている施設なので覚えやすい。

施設側の方向を目指すとだだっ広い地下通路があり、こちらは通称「ガーデンアベニュー」というそう。このガーデンアベニューを左手に歩いていくと、ほどなくして赤い柱が何本か立っている建物を発見。これはもしや?と思い近づくと、「KITTE」の文字が。

というわけで西梅田駅から歩いてみると、意外にも簡単にたどり着けることが分かった。東梅田駅や大阪梅田駅からアクセスする場合も、同じ要領でハービスプラザエントやガーデンアベニューの方向を目指して歩くとわかりやすい。

このルート、地下からそのままJPタワー大阪の地下1階に入ることができるので、天気に左右されることもなく、直射日光を避けられるのがこの季節は本当にありがたい!

ただし、「西梅田駅ってそもそもどこ?」という人にはピンとこない可能性も。どちらかというと、普段から梅田を利用する人や以前周辺を訪れたことがある人にオススメしたいルートだ。

■ 阪急「大阪梅田駅」から行く方法は3通り?最後に試したいのが、神戸や京都から乗り入れる阪急電鉄「大阪梅田駅」からのルートだ。茶屋町エリアやホワイティうめだ、HEP FIVEなどが近く若者が集まる場所だが、JPタワー大阪からは少々距離がありそうだ。実際のところどうなのか、3ルートで試してみました!

● 視覚的にわかりやすい? スカイウォークルート

まずは梅田のランドマーク「阪急うめだ本店」からスタート。同百貨店の2階通路から外に出ると、「大丸梅田店」や「阪神百貨店」などを繋ぐ大きな歩道橋「スカイウォーク」が広がる。

歩道橋からは開発が進む大阪の街を一望でき、なかなかの壮観! 場所によってはJPタワー大阪も見え、「ここは今どこ?」と混乱した場合も現在地を再確認できる、方向音痴にとってはなんともありがたいスポットだ。

この歩道橋に出れば、あとはかんたん。まずは「大丸梅田店」を目指してひたすら直進していく。道中にオシャレなベンチや大阪駅を再現したモニュメントなどが設置されている歩道を進んでいくと、大丸梅田店に到着。

さらに、「スターバックス」のテラス席を右手にのぞみつつ、進んでいく。すると、今度は歩行者用の通路が出現。ここまで到着すれば、あとは目前にJPタワー大阪が見えているのでまっすぐ進んでいくだけでOKだ。

歩道橋ルートの場合、屋根はあるものの野外ではあるので、夏場は暑い! 夜であっても熱気を感じるほどなので、暑がりさんには辛いかもしれない。ただし景色もよく、土地勘がなくともかんたんにアクセスできるので、暑さが落ち着いたらぜひとも使ってみたいルートだ。

● 2階をひたすらまっすぐルート

阪急「大阪梅田駅」の2階入り口を出て、歩道橋をわたって「ヨドバシ梅田」を横目に「ルクア」「ルクアイーレ」沿いの通路(もしくは暑いので店内を突っ切って! 夜8時半閉店なので注意)をずーっとまっすぐ。そのあと先述した「イノゲート大阪」2階と接続された歩行者デッキへ、というルート。まっすぐなのでわかりやすいはず。

● 徹底的に暑さをしのぐ地下ルート

対する地下ルートでは、「大阪梅田駅」の2階中央改札口から歩き始める。階段、もしくはエスカレーターを使って1階フロアへ。待ち合わせスポット「ビッグマン」や「紀伊國屋書店」がある1階を通り抜け、大阪メトロ「梅田駅」へと向かう。

「クリスピードーナツ」やスポーツ用品店「ミズノ」などがある通路を通っていくと、「ヨドバシカメラ」を近くにのぞむ梅田駅の北改札に到着。改札から見て左手の「ココカラファイン」がある道を進むとショッピング施設「ルクア」の入口が見える。ちなみに、北改札付近は常に多くの人で賑わっているので、人混みが苦手な人は要注意だ。

さらに、「ロクシタン」や「プレスバターサンド」などのお店がずらりと並ぶルクアの地下1階フロアをずんずん進み、外に出ると「ユニクロ」や「GU」が見える通路があるので、こちらも直進。

「グランフロント」の入口があるので入ると、レストランやカフェが集まるエリア「うめきたセラー」の看板が見えてくるので、こちらを左手に歩いていく。

すると、広大な通路が出現! ブラック基調かつ、高い天井と広い道幅となんとなくワクワクするエリアだが、この通路は2023年3月に開通したばかりの「JR大阪駅 うめきた地下口」へと通じる道なのだとか。

どうりで近未来的な雰囲気、と納得したところで「JR大阪駅 西口」の看板を発見。西口といえば、JPタワー大阪とイノゲート大阪の両施設が最寄り駅だ。つまりここを登っていけばたどり着けるはず!と地上に出てみると、横断歩道を挟んだ向こう側にイノゲート大阪を発見。完全な地下ルート・・・というわけではないが、大阪梅田駅から「ほぼ」地下ルートで到着できた。

同じ阪急方面であっても3つのルートでは大幅に所要時間が違うことが分かった。筆者のような方向音痴な人間からすると歩道橋ルートはわかりやすいものの、地下ルートでは「ルクア」や「グランフロント」などほかの施設も経由するため、友だちや家族と散策がてら向かってみるのも楽しいはず(何より外は歩きたくないので!)。

またいくつかルートを試すうち、うめきたエリアの開発に伴い新たな通路や出入り口ができているのも発見。まだまだルート開拓の余地はありそうだ。もちろん今回試したルートはあくまで一例なので、もし「このルートならもっと早いよ」「○○から行く場合はここがわかりやすい」などオススメルートがあれば、ぜひ教えてください!

取材・文・写真/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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