大阪の新ホテルで「1万円超え」アフタヌーンティー、夜が俄然狙い目のワケ

7月31日にJR大阪駅前に開業した「THE OSAKA STATION HOTEL Autograph Collection(大阪ステーションホテル オートグラフ コレクション)」(大阪市北区)。近隣のホテルと比べ「1万超え」とやや高めの価格設定のアフタヌーンティーがどうしても気になり、潜入してきた。

■ ロケーション&雰囲気に心をつかまれる「JR西日本ホテルズ」が「マリオット・インターナショナル」と連携した駅直結のラグジュアリーホテル。一番リーズナブルなツインルームで1泊1部屋9万円(税サ込)~、スイートルームは1泊1部屋150万円(税サ込)~と、梅田エリアでもトップレベルの高価格帯で、アフタヌーンティーは昼が1万円、夜は1万2000円となっている。

アフタヌーンティーがいただけるのは、29階の「ザ ロビー ラウンジ」。昼(2部制)もあるが、広報担当者によると、「断然夜がおすすめです。美しい夜景を眺めながら、お酒とスイーツ、セイボリーをゆっくり楽しめますよ」とのことで、今回は夜の回にお邪魔することに。

夜は7時~9時半の1部制。案内された窓側の広々としたテーブル席からは、ちょうど美しい夕焼けが目の前に広がり、その抜群のロケーションと雰囲気に早くもうっとり。同ホテルでは「季節のフルーツ」をテーマにしており、8月は桃を使ったスイーツやセイボリーが楽しめる。

■ なぜ夜は昼より2000円高い?席に座ってサンセットを堪能していると、4段スタンドとウェルカムドリンクが登場。スイーツが6種類、セイボリーが7種類。夜の回では、アルコールもフリーフローで注文が可能のため、お酒にも合うセイボリーが多めのラインアップに。

昼よりも2000円高いのは、約2時間のフリーフローがあってなのだが、ビールやワイン、カクテル、さらにバーテンダーが目の前で作ってくれるノンアルコールドリンクなどもあり、存分に「大人のアフタヌーンティー」が満喫できる。

もちろん、スイーツと合わせたいコーヒーや紅茶も飲み放題。特に紅茶がおすすめで、ティーアドバイザーの資格を持つスタッフが好みや食事の内容に合わせておすすめを教えてくれるほか、日本では同ホテルでのみ味わうことができる「メランジュキャラバン」や「プランタンエターナル」など、フランスの名門紅茶ブランド『ダマン フレール』のレアな紅茶もいただける。

丁寧に作り込まれたスイーツやセイボリーはどれも繊細で美味。旬の桃をふんだんに使ったロールケーキやタルトなどのスイーツはもちろん、蟹やイクラ、雲丹など高級食材を使用し、フレンチコースの一皿を一口サイズに仕上げたようなセイボリー、さらには大阪らしく「岩おこし」を使った遊び心を感じるスイーツもあり、どれから食べようか迷ってしまう。

そして極めつけが、最後のパフェ。アフタヌーンティーのパフェだと、どうしても少し小ぶりなものを想像するが、こちらは大きなグラスに盛られたフレッシュな桃がたっぷりと使われており、ボリューム感に圧倒。ちなみに9月からの「いちぢく」では、果実丸ごと2つ使っているとのこと・・・。

日が落ちてからは照明も落ち、2時間半が経ったころには、お腹も心も大満足。来る前に感じていた「高めの価格」の概念が覆され、むしろ「お得では?」と感じたほど。広報担当者によると、実際に利用した人からも「お値段合ってますか・・・?」との声もあったそう。多くの人が行き来するターミナル駅から直結とは思えぬ、静かでゆったりとした時間がそこにはあった。

昼はスイーツが充実、お昼は抜くのが吉昼は提供されるメニューも少し異なり、スイーツの種類が少し増え、スコーンやパスタが付き、さらにボリューミーに(かなりのボリュームなので、ランチとお茶を兼ねて楽しむのが良さそう)。夜はアルコールが飲める分、アフタヌーンティーとバーの良いところ取りができる「大人の夜ヌン活」としての新しい魅力があるように感じた。

時間は、昼は2部制(昼12時~2時半、3時~夕方5時半)、夜は夜7時~9時半の1部制。価格は昼1万円(税サ込)、夜1万2000円(税サ込)、予約は利用する3日前の正午まで。

取材・文/野村真帆

(Lmaga.jp)

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