朝ドラ『おむすび』に出演の緒形直人、橋本環奈の印象を神戸ロケで明かす「誰よりも声が大きい(笑)」

連続テレビ小説『おむすび』(NHK朝ドラ)の神戸ロケ取材会が8月21日、神戸市内でおこなわれ、同作品の神戸編に出演する俳優・緒形直人が登場。共演者や作品への想いを語った。

今回ヒロインを演じる橋本環奈と初共演の緒形。橋本の印象について聞かれると、「まだ2シーンだけしか、共演してなくて。寡黙な人物の役なので、積極的に話してないというか、そっとしてくれていて、芝居のときだけ心を寄せてくれていますね」とコメント。

「でも控室などで話している様子だと、まぁ元気で活発。誰よりも声が大きい(笑)。この子になら任せられるな、と。毎日エネルギーを感じています」と、撮影現場でのエネルギッシュな橋本の様子を話した。

また自身が演じる靴店店主・渡辺孝雄については、「震災のときから、時が止まってしまった男を演じています。とにかく孤独なんですね。家のなかでポツンと一人でいて、誰とも話もしないといった感じなので。こうやってロケに行くことがほとんどないので、(今日みたいな暑い日の外ロケは)ヘロヘロです(笑)」とコメント。

阪神淡路大震災について描かれる同作品。当時について聞かれると、「1995年、テレビの画面を見てかなりショックを受けました。1997年に阪神淡路大震災を受け、日本防火協会が制作した映像にボランティアで出ました。そのときほとんど淡路島の方で撮影したんですが、まだ復興の途中で。どれだけの災害があったんだと、想像しながら仕事をしていました」と振りかえった。

そして、「もし自分に置き換えたら、今回演じる役のように塞ぎ込んでしまっているだろうなと思うし、今でも苦しんでいる人が絶対にいる。あの時から時が止まってしまった男が、この先どう光が見えるのか、そのままなのか。何かそういったところを感じていただけるよう、丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込みを語った。

取材・文・写真/野村真帆

(Lmaga.jp)

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