新納慎也、次期朝ドラ『おむすび』出演で神戸ロケ「実家もそこらへんに見えてます」
連続テレビ小説『おむすび』(NHK朝ドラ)の神戸ロケ取材会が8月21日に実施され、神戸市役所の職員役として登場する俳優・新納慎也が登場。地元・神戸を舞台にした物語への想いを語った。
■ 主演・橋本環奈の印象「良い意味で現代っ子」登場するとさっそく、「僕は神戸出身なので、今回のドラマはとてもうれしくて。どことは言いませんけど、実家もそこらへんに見えてます(笑)。そんな地元でこの役をやらせていただくことを、本当にうれしく思う」と、地元を舞台にしたドラマへの出演できる喜びを笑顔で語った新納。
同作品で共演するヒロイン・橋本環奈について聞かれると、「3つか4つの作品でご一緒してますが、いい意味で現代っ子。物怖じしない、冷静でとてもクレバーな女性。かわいく見られたいというのも一切なくて、ニュートラルな人です。彼女が喋っていることは嘘偽りがないんだな、と感じさせてくれる人ですね」と、率直な印象を語った。
■「すごく古傷がヒリヒリするような気持ち」作中では神戸市役所の職員で、ヒロイン・米田結の家族が営む理髪店の常連客である若林建夫を演じる新納。震災時の対応や復興に奔走する役柄で、阪神淡路大震災に触れることについては、「僕も震災にあったので、すごく古傷がヒリヒリするような気持ち。地震に触れる作品をやることは、僕にとっても、そして今の日本にとっても、とても意味があることだと思います」と、被災者、演者として両方の想いを吐露。
そして、「古傷であると同時に、誇りに似た感情もあります。神戸はあの震災から『がんばろや神戸』という言葉とともに、結構なスピードで力強く復興していったんですね。今回、若林という神戸市の職員を演じるにあたって、今の僕が若林さんに注入できるのは、神戸市民の誇りだと思うんです」とコメント。
「それを注入して演じることで、能登や東北など各地で被災された方がこの朝ドラを見て、『今現在の神戸があんなに元気に復興したんだから大丈夫。前に進める』と、元気をもらっていただけたらいいなと思って演じております」と、震災被災者たちへ想いを寄せた。朝ドラ『おむすび』は9月30日スタート。
取材・文・写真/野村真帆
(Lmaga.jp)