開業200日前「神戸アリーナ」がほぼ完成、予約状況も順調

神戸ウォーターフロントエリアのにぎわい創出に期待がかかる「神戸アリーナプロジェクト」。開業200日前をむかえ9月12日、記者会見がおこなわれ、現在の進捗状況が明らかになった。

■ アリーナの工事進捗は75%、予約も順調

270度を海に囲まれた新港第2突堤に建設が進むのは、翼を広げたような形状が印象的なアリーナ「GLION ARENA KOBE」(ジーライオンアリーナ神戸)と、屋外パークエリア「TOTTEI PARK」(トッテイパーク)で、開業は2025年4月の予定。

アリーナは躯体工事や看板工事を含む外装工事がほぼ完了し、現在は内装・設備工事をおこなっていて工事進捗は75%とのこと。現在「メリケンパーク」から確認すると、一部足場が見られるものの屋根を含む全体像が確認できる状態だった。

アリーナの予約状況は順調で、開業月の4月5&6日には「神戸ストークス」の初試合が予定されており、年間30試合のホームゲームが開催。ほかに4月26&27日には「MISIA」の8年ぶりのライブツアーがおこなわれるなど、稼働率は80%になっているという。

■ 「三宮の街を回遊して、にぎわいを作りたい」

一方、パーク側の建物は基礎工事がおこなわれており、工事進捗は12%と報告された。この建物内には、BBQやクラフトビールのブリュワリーがオープンするほか、イベントや物販などに活用が予定されている。また、地上からつながる緑化される屋根は上れるようになっており、景色を望む気持ちの良いスペースになりそうだ。

また民間協業プロジェクト「TOTTEI ALL GREEN ACTION」が発足。アリーナの電力は、電力会社「シン・エナジー」による兵庫と和歌山のバイオマス発電所経由の100%再生可能エネルギーになることが発表された。

「神戸アリーナプロジェクト」を運営する「One Bright KOBE」の代表取締役社長の渋谷順氏は「アリーナにたくさんの人に来ていただいて、三宮の街を回遊してホテルにも泊まってもらって、神戸のにぎわいを作りたい」と意気込みを語った。

また、「神戸海洋博物館」2階の展示室では「GLION ARENA KOBE 開業200日前企画展」が開催(10月27日まで)。TOTTEIや神戸ストークスの歩みを展示するほか、アリーナに導入される座席シート3種が体験できる。

取材・文・写真/太田浩子

(Lmaga.jp)

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