大阪のアート展「グッズ」がクセ強め?名作が嘆く「あ~起き上がりたくない」

「大阪中之島美術館」(大阪市北区)で開催中の『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』は、3都市の美術館から共通点のある作品を「トリオ」で紹介するユニークな展示会。鑑賞後に楽しみたいグッズ売場には、デザインが20種以上のTシャツなど合計100点以上、作品にちなんだトリオ系、おもしろ系といった個性派アイテムが揃う。

■ 名作がくすっと笑えるグッズに

SNSで「セリフに共感」と思わずパケ買いした人もいる「ごろ寝のお供 ビーフカレー」(756円)。マティス『椅子にもたれるオダリスク』のモデルが「あ~。おきあがりたくない。ご飯つくりたくない」とぼやいている架空の言葉が笑いを誘い、お手軽に食べれるレトルトカレー入り。同作品の椅子をイメージしたポップな「オダリスクの椅子のクッション」(8800円)もあり、ペットを乗せたりインテリアとしておすすめとか。

強烈な存在感を放つのは、卵形の頭部がシュールな「眠れるミューズクッション」(3850円)。展覧会でのトリオ「まどろむ頭部」の1作・ブランクーシの石膏作品が再現され、柔らかな抱き心地が魅力。「顔」推しなら、切れ長の目の女性を大胆にプリントした「モンパルナスのキキの顔 2WAYショルダーバッグ」(6380円)、岸田劉生『麗子肖像』の目力を感じる「インパクトソックス」(1980円)など身につけれる個性派アートもそろう。

■ グッズでも「トリオ」推し!

「トリオ展」だけに、3種で1組のアイテムも充実。「3チェンジポーチ」(3080円)は、生地をひっくり返すと3作品が交互に出てくる仕様で、気分に合わせて柄をチェンジできる。3人の女性像の見くらべができる「パタパタメモ」(660円)、果物や仔山羊が切り抜かれた「空想の庭」の3連アクリルキーホルダー(1320円)といった同展だけのコラボデザインで、作品を身近に感じられそうだ。

また、大阪会場限定でデザイナー・三浦大地が描き下ろしたステッカー(各440円)が登場。通天閣・東京タワー・エッフェル塔と女性がデザインされた3種がそろう。同展覧会に3人グループで来場すると、先着で同デザインのハンドタオルがもらえる企画も実施され、いずれも数量限定。

展覧会『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』の開催は12月8日まで。グッズ購入は展覧会の入場者のみ。時間は朝10時~夕方5時(入場は閉館30分前まで)。

取材・文・写真/塩屋薫

(Lmaga.jp)

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