大阪の人気ベーカリー、今まで断り続けたけれども… 待望の2号店が実現、その背景は?

大阪・肥後橋の人気パン店「ブーランジュリータカギ」(大阪市西区)が開業21年を経て、JR千里丘駅改札口に2号店を10月1日オープン。近隣住民から早くも人気を集めている。

オフィス街の一角に2003年にオープンした同店は、国産小麦、天然酵母で作るハード系のパンを主軸に、惣菜パン、菓子パンなどどれも深みのある生地の味わいが特徴の人気店。サラリーマンやOLをはじめ、ご近所の住人が日々足繁く通うだけではなく、全国各地からもパン好きが訪れる。

オーナーブーランジェの高木俊太郎さんのもとには、これまで大阪府下のデパートや大手スーパーマーケットなどから数々のオファーがあったが、スタッフ不足や製造量など、さまざまな課題があり断り続けていたそう。

今回は、「安心して任せられるスタッフも育ったこと、オフィス街から飛び出して住宅街でもチャレンジしてみたいと思っていたので、いろんなタイミングが合ったからこそ実現しました」と高木さん。

期待も寄せられ、9月30日のプレオープンから、行列が絶えない人気ぶり。午前中からご近所に住む40~70代の女性が訪れ、「ネット情報を見て楽しみに来ました。肥後橋まではなかなか行けないけれど、ここなら気軽に来れそうです」というベビーカーを押しながら訪れる30代の女性客も。

本店は職人が仕込みから焼き上げまでを店内でおこなう「スクラッチベーカリー」スタイルだが、こちらは販売スペースのみ。「厨房のある本店とは違うので不安は大きいのですが、対面販売でお客様の顔を見ながらパンを売ることができるのは楽しいですね」と、人気パンを中心に30~35種、サンドイッチ8種のほか焼き菓子10種など、本店から1日4回焼きたてを届ける。また、系列店である「パラダイス&ランチ」のパンもラインアップ。

2号店にのみ並ぶ秋限定のパンもあり、長時間発酵のクラシックなバゲットにさつまいも、マロン、チョコを練りこんだ「秋のトルデュ」(230円)、もっちり食感の生地に北海道産クリームチーズとブルーベリークリームを組み合わせてサンドした「ブルーベリーとクリームチーズベーグル」(360円)、パリパリ食感の生地の「さつまいもの甘露煮とクレームダマンドのデニッシュ」(240円)と、わざわざでも訪れたくなるお楽しみもスタンバイ。

「今後は、知り合いの農家さんから直接仕入れる季節の野菜、フルーツを多用した、千里丘店限定のパンを充実させていきたい」と、ここならではのパンも楽しみだ。JR千里丘駅改札口すぐ、営業時間は平日7時~20時(土日祝は~19時)、無休。

取材・文・写真/いなだみほ

(Lmaga.jp)

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