世界巡回展がついに大阪へ!「ポール目線」のビートルズ写真展、貴重な250枚

世界的ロックバンド・ザ・ビートルズの絶頂期が記録された世界巡回展『ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~』が、国内2会場目となる「グランフロント大阪」(大阪市北区)で開催中。メンバーのポールがビートルズを「内側」から撮影した貴重な写真を含む約250枚を堪能できる。

イギリス・リバプールで結成されたビートルズは、1962年のデビュー以来、数々の名曲とともにジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人による画期的な活動スタイルが世界中を魅了。同展では、彼らの人気が社会現象となっていく初期(1963~64年)欧米ツアー写真が展示され、ネガのままプリント化されてこなかった当時のメンバーの姿や風景が蘇るファン必見の内容に。

最大の見どころは、ポール自身が撮影した数々のプライベートショット。メンバーをバックステージやホテルなどでとらえた自然体な目線が印象的で、お気に入りを意味する×印がついているものも。ポールによる「僕らは固い絆で結ばれたグループだったから」「家族のスナップ写真のよう」(一部抜粋)といった当時を振り返るコメントも添えられている。

今夏に東京で開催された際には、SNSで「ビートルズ旋風の最中の意外なほど穏やかな表情のメンバー」「ポールじゃなかったら撮れなかったであろう、気を許している瞬間の一枚」と、舞台裏での彼らの素顔に喜ぶ多くのファンの声が寄せられていた。

さらに、ポールは報道カメラマンやスタッフ、ファンにもレンズを向け、「撮られる側のビートルズから見た世界」を目にできるのもこの写真展ならでは。会場はツアーで訪れた欧米の各都市ごとに写真が並び、彼らを待ちわびた人々の興奮や喜びに満ちあふれた表情・仕草が目を引く。

ビートルズに同行した気分で各都市の風景を見くらべるのも楽しく、白黒写真のみの「ロンドン」「パリ」「ニューヨーク」などを経て、最後の「マイアミ」は眩しい太陽に影響を受けたというカラーフィルムでの鮮やかな光景が登場。ポールがこの展示会のために手がけたマイアミ旅を紹介するフォトフィルム『ビートルズ・ツアー』や特別な楽曲『222』が流れ、開放的なメンバーの姿は輝かしい時代を象徴する空間となっている。

同展は「グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ」にて、2025年1月5日まで開催。料金は大人2500円ほか。音声ナビゲートはポールが担当(無料アプリにて、日本語の翻訳表記あり)。同館1階「CAFE Labo.」では、展示写真が浮かび上がる「フォトグラフ カプチーノ」(1000円)などコラボドリンクが販売される。

取材・文・写真/塩屋薫

(C)1964 Paul McCartney under exclusive license to MPL Archive LLP

(Lmaga.jp)

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