1つ3万円…いちごはどこ? 大阪のホテルの「クリスマスケーキ」が遊び心満載

やっと秋めいてきたと思ったら・・・10月25日、クリスマスシーズンに向け、「帝国ホテル 大阪」(大阪市北区)からバラエティ豊かなクリスマスケーキ5種が発表された。新作ケーキは一見、王道のいちごトッピングがなく、遊び心あふれる仕掛けが満載となっている。

■ 3万円スペシャルケーキは「2度楽しめる」花のチョコ細工が華やかで、パーティー向きな2段のホワイトケーキ「アミュゼ」(3万5000円)は、限定25台のスペシャルな新作。ピンククリームのツリーでデコレーションされた上段をカットすると、なかにたっぷりと入った3種のマカロン、抹茶ブラウニー、そして奈良県の希少ないちご「古都華」が勢いよく出てくる仕掛けに。

ペストリーシェフ・岩根さんは「大勢でワクワク楽しんでほしくて、くす玉のようなサプライズ感を込めました」。ケーキの内部に生いちごをそのまま入れるため、マカロンは湿気ないようチョコでコーティングするという工夫も。

高さ約24センチの大型ケーキは、さまざまなフレーバーが楽しめるのも魅力。上段はレモン&オレンジピールを混ぜたバタークリーム、レモンクリームなどが何層にもなった柑橘香る爽やかな味わい。下段はジンジャーやシナモンのスパイスが効いた生地が大人テイストで、欧州のクリスマス伝統菓子からヒントを得たそう。

■ 真っ白なケーキ!? いちごは自分好みに生クリームだけが乗った真っ白なホールケーキは、自分で飾り付けができるセット「お家でパティシエ」(1万500円)。生地にはあらかじめいちごがサンドされていて、別添えのいちご、クッキー、サンタの飾り、チョコペンなどを使って、伝統ある帝国ホテルのショートケーキを自宅で自由にデコレーションできる。

パティシエに変身できる子供用のコック帽&服も付き、ファミリー向けのプレゼントにもおすすめとか。岩根シェフは「今年は『自分たちで作る』という、新しい楽しみ方も提案できれば」と話し、初の試みとして10セット限定となる。

■ 恒例人気の「ミルフィーユ」はリニューアルさらに、毎年人気の「ミルフィーユ」(1万円)はリニューアルされ、時期に応じて選ぶブランドいちごを使用。上に飾るいちごは柔らかく香りが強いもの、サンドするいちごはクリームに負けない甘酸っぱいもの、と品種を変えるこだわりぶり。

そのほか、フランスの高級ブランドの風味豊かなチョコ3種を使った新作「ブッシュ・ド・ノエル」(5800円)、リキュール未使用で世代を問わず愛される「クリスマスショートケーキ」(5400円~)、ミニケーキも新作を含む5種(各950円)がスタンバイ。

これらのケーキは地下1階「ホテルショップ」にて、12月16日~25日の店頭販売のみ。ホールケーキは予約制で、受け取り期間は12月16日~25日。

取材・文・写真/塩屋薫

(Lmaga.jp)

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