神戸発祥・アシックス直営店が移転「ランニングの拠点」を目指す
神戸発祥のスポーツ用品メーカー「アシックス」(本社:神戸市中央区)の直営店「ASICS KOBE(アシックス神戸)」が11月1日、三宮中央通りを西に移転オープンした。移転前のランニングシューズ専門店から、幅広いラインアップを取り揃えるほか、直営店で初となる「オリジナル足形の計測器」なども導入される。
■ ガラス張りの店舗、スニーカーを幅広く
2012年にオープンした、国内3番目の直営店がこの度移転。新店舗ではファッション性が高く若者に人気の「ASICS SPORTSTYLE(アシックススポーツスタイル)」のスニーカーを新しく展開。ガラス張りのオープンな新店舗は、スニーカーを探している人も入りやすくなった。もちろんランニングシューズも充実しており、根強い人気の「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」シリーズなどほぼフルラインナップがそろう。
同店で注目されるのが、直営店で初めて導入されるオリジナル足形の計測器「ASICS FOOT ID 3D」。パネルの上に裸足で立つと5台のカメラが一度に両足を撮影し、約30秒で7つの項目の測定結果が出る。測定は予約不要で無料でおこなえる。
■ 神戸で「ランニングの拠点」を目指す
筆者が実際に測ってみると、左右の足の長さ違いやアーチ・甲の高さなどが3Dで表示され、普段履くスニーカーより1.5センチ大きなサイズがランニングシューズとしておすすめと表示された。ここからはどのくらいの頻度で走るか、目標スピードや経験の有無などをディスカッションしつつ、さまざまな角度からシューズを選んでいく。シューズの機能の違いが理解でき、試着しながら怪我をしにくい自分の足にあった納得の1足が見つかる。
ランニングシューズだけでなく、「アシックス スポーツスタイル」のスニーカーも測定してから購入が可能。測定結果は保存することができ、おとななら月日が経ってもほぼ数値が変わらないということなので、次回購入時も利用できて便利だ。
代表取締役社長・阿部雅さんは、「ランニングにまつわる体験をもっと楽しんでいただきたいという想いで、神戸ではランナーのレベルに応じたランニングプログラムをはじめ、家族やお子様と一緒に体験していただけるようなイベントなどを計画してまいります。具体的にはスイーツや温泉とのコラボレーションを企画しています」と、ランナーが多い神戸でランニングの拠点になることを目指すとした。
「アシックス神戸」の営業時間は朝11時から夜8時。
取材・文・写真/太田浩子
(Lmaga.jp)