大阪・関西万博の玄関口「夢洲駅」設置の自動販売機、大阪モード学園の学生がデザイン
2025年1月19日に開業するOsaka Metro中央線「夢洲駅(ゆめしまえき)」(大阪市此花区)。その駅構内に設置する自動販売機のラッピングデザインについて、11月11日に専門学校「大阪モード学園」(大阪市北区)で表彰式がおこなわれた。
2025年4月13日に開幕する『大阪・関西万博』会場に直接乗り入れる唯一の鉄道ルートで、会期中のピーク時には1日最大12万9000人の利用を見込んでいるという「夢洲駅」。その構内に自動販売機の設置を予定しており、「いのち輝く未来社会」のデザインに合致するラッピングをおこなうため、「大阪モード学園」とコラボ。『夢洲駅未来イメージコンテスト』として、学生からデザインを募集していた。
テーマは2つあり、1つは新世代の太陽の塔のように万博のシンボルになるようなデザインの「通常機」、もう1つは授乳室やベビールームに設置するため、子どもたち向けの優しげなあたたかみのあるデザインの「子育て支援機」で募集。同校で広告やパッケージ、WEB、動画制作などを学んでいるグラフィック学科の3年生17人が応募した。
全30点のデザインのなかから、改札前に設置される「通常自販機」の最優秀デザインに選ばれたのは、水引と霞文様をモチーフに躍動感あふれるデザインを施した岡田季美さんの作品。「子育て支援(ベビー用品あり)自販機」の最優秀デザインは、お店で働いている風のしろくま親子のかわいらしいイラストを描いた吉田陽花さんの作品が選ばれた。
授業で学んだ「相手の立場に立ってどう思いやりをデザインするか」を考えて制作したといい、岡田さんは「インバウンドの方も多く来られたり、老若男女問わず楽しめるイベントということで、これを機に大阪に来る方々がもっと増えればという思いを込めました。ぜひ、万博に行きましょう」、吉田さんは「親子で楽しんでいただけるようなワクワクなデザインにしたので、選んでいただけてうれしいです」と、作品への思いや受賞の喜びをそれぞれコメント。
受賞者にはトロフィーと副賞としてOsaka Metroクリエイト作成のグッズが贈られた。
(Lmaga.jp)