話題の女優・河合優実が来阪 大ブレイクも本人は冷静「シンプルに過ごし、大胆に軽やかに」

テレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)などで脚光を浴び、「Yahoo!検索大賞2024」の俳優部門1位と、今注目を集める女優・河合優実が12月15日、「kino cinma(キノシネマ) 心斎橋」(大阪市中央区)でおこなわれた『あんのこと』の特別上映の舞台挨拶に登壇。期待の高まる2025年への抱負を語った。

12月13日に誕生した同映画館のオープニング作品として『あんのこと』の特別上映が決定。同作は、2020年に日本で起きた実際の事件をモチーフに、過酷な人生を送ってきた女性・杏(河合)の姿を通して社会の歪みを描く物語。6月に封切られて以降、ロングランヒットを記録し、国内外の映画祭でも大きな反響を集めている。

入江監督は「自分の体験に引き寄せて感想を言ってくださる方もいらっしゃって。それはこちらからなにか(返事を)言えないような、『え、そうなのですか』というものもあります。命がけで観てくれているなという感じがあって、お客さんとお話をするたびにこっちも鍛えられている気がします」と、作品がしっかり観客に届いている実感があると話す。

そんな同作で主演をつとめた河合は2024年、テレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)などで脚光を浴び、「Yahoo!検索大賞2024」の俳優部門1位に。

そのことについて「(『あんのこと』は)数あるお仕事とは同列に語れない作り方をしていました。それがこの年に公開されて、(自分のことを)知らない人が検索しているわけですから、私を知ってくれた人が『あんのこと』を観てくれたかもしれないし、それぞれの作品が影響しあって、次に公開される作品に良い風が吹いたりってことはやっぱりあったと思います。この年に公開されて、少しでも多くの人に観ていただけたのはものすごく良かったなと思います」と、さまざまな出演作が相乗効果を生んだのではないかと語った。

また、オープンしたばかりの「kino cinma 心斎橋」について、河合は「すごいうらやましいです、新しい椅子でみなさん(映画鑑賞ができて)。見上げる系の劇場ですよね」と観客の様子を見渡す一幕も。

続けて、「私は、最初に出たのが自主映画、学生映画でした。ある日、映画を観に行って帰ってきたら、当時やっていたSNSに『今日、映画館に来ていた人ですよね』とDMが来ていて。ちょっと怖いんですけど(笑)、そこで『僕の映画に出てください』と言われて(その自主映画に)出たことがあるんです。ですので始まりの場所ですね、映画館は」とミニシアターでの思い出を振りかえった。

より飛躍が期待される、河合の2025年の活動。しかし冷静な口調で「余計なものを振り払って、シンプルに過ごしたいです。余計な心配を感じず、ストレスを手放して、大胆に軽やかになりたい」と抱負を口にした。

映画『あんのこと』は「kino cinma 心斎橋」にて12月26日までの上映。

取材・文・写真/田辺ユウキ

(Lmaga.jp)

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