今年も激戦!大阪の百貨店のバレンタイン、大丸梅田は「関西推し」 500個限定で人気店競演の品も
百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)で1月9日、『バレンタインお披露目会』がおこなわれ、今年の注目チョコが登場。万博イヤーを盛り上げるべく「関西ローカル」を強化し、地元スイーツを通して関西の魅力を発信する。
JR大阪駅直結で手土産需要があり、さらに梅田エリアの再開発で入店客数が伸びているという同百貨店。前回のバレンタイン催事で掲げた「ローカリティ」では、関西の実力店や作り手を積極的に採用し、売上は対前年比15%増と好調で、「地元でも今まで知らなかった店に出合えた」との喜びの声が多く寄せられたそう。
今回も地域とのつながりを深めるため「リンクショコラ」をテーマに、初登場18店舗を含む86店舗が集結(関西のスイーツ店は21店舗)。目玉となる初企画として、関西の有名店シェフ6名が競演した「大丸梅田店」限定品の「06-CHOCOLAT」(3240円・限定500個)が登場する。
6人が1粒ずつ手がけた1箱には、随所に関西の素材をいかしたこだわりが。兵庫「リビエール」は甘味のある淡路産おのころ雫塩を効かせたプラリネをビターチョコでコーティング、大阪「Seiichiro NISHIZONO」は大阪産ブルーベリーと生姜をガナッシュに入れ、スパイシーな大阪を表現するなど、香りや甘みの食べくらべが楽しい。
また、初登場となる関西の人気店も続々。柚子・抹茶などの和素材に世界から厳選したカカオを組み合わせた大阪・箕面「アリエールプラン」の「ショコラアソート」(2880円)、バーテンダー出身のショコラティエが宝石をイメージし、シャンパーニュを贅沢に使った兵庫・芦屋「cherry.C」の「キーロワイヤルショコラ」(1512円)など、関西土産にもおすすめの逸品が揃う。
初企画「マルシェ」コーナーには、チョコと相性のいい厳選素材の専門店もスタンバイ。滋賀・近江八幡のナッツ専門店「Going Nuts!」では香ばしい風味が魅力の「ヘーゼルナッツ ショコラペースト」(2200円)ほか、自家製アーモンドなど16種の詰め放題(2500円)企画も。催事担当の西口修さんは「コロナ禍で伸びたネット販売売上は減少傾向で、店頭で試食するなど購入体験を重視する方が増えています。シェフ来店イベントなど『心おどる空間』を楽しんでほしい」と呼びかける。
催事会場以外の特設にも、バレンタイン期間の関西出店はここだけとなる行列必至の冬季限定・北海道スイーツブランド「SNOWS」、関西初出店となる動画クリエイター・東海オンエアのりょうが手がける愛知の人気パティスリー「ラ メゾン ド アール」など、注目店が登場する。
バレンタイン催事『ショコラプロムナード』は1月22日~2月14日まで、15階特設会場と地下1階和洋菓子売場にて開催。1階東イベントスペースなど一部の特設店舗は販売期間が異なる。
取材・文・写真/塩屋薫
(Lmaga.jp)