令和ロマン、NGKでも圧倒的な存在感…カウス絶賛「舞台よりもあの練習風景、見事」

1月13日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)にておこなわれた『第十回 上方漫才協会大賞』の受賞発表公演。特別賞に令和ロマン(高比良くるま、松井ケムリ)が選出され、会場を沸かせた。

■ 『M-1』連覇の令和ロマン「大賞の壁は厚い」

『NHK新人お笑い大賞』や『ABCお笑いグランプリ』などの名だたる賞レースを制覇し、さらには史上初となる『M-1グランプリ』の連覇を果たした令和ロマン。特別賞の受賞者が発表され2人が登場した瞬間、会場は歓声と万雷の拍手に包まれた。

同協会の会長をつとめる中田カウスは、「去年1年見てましたけど、漫才クレイジー。出る前、終わってからのネタ合わせ、細かいチェック。舞台よりもあの練習風景、見事でした!」と2人を大絶賛。

昨年は「話題賞」を受賞し、今年は大賞の最終ノミネート組にまで残った令和ロマン。MCのアインシュタイン・河井ゆずるから受賞の感想を聞かれたくるまは、「2年連続でも、大賞には届かなかったということで・・・。大賞の壁は厚いなと思ってます。あの、(大賞の)ドーナツ・ピーナツさんが『気まずいね』って言ってました」と明かし、会場の笑いを誘った。

■ 「くるまは身体壊さないかな?」「ケムリは優しい」

公演後に実施された囲み取材では、ケムリが「特別賞でもめちゃくちゃうれしいです」と喜びを見せると、カウスは「特特特別賞やわ。今までジャルジャルとか和牛とか、ベテランが獲ってきたわけですから」と激励。

また、「去年1年見てきて、ネタに対する、漫才に対する執念みたいなものを感じました。くるまはちょっと、身体壊さないかな?」と案じ、「やっぱりケムリは優しい。(くるまは)自分の漫才に入ってしまうとアドリブでボンボンネタを運ぶ。それに対して狂いのないツッコミをしていくケムリがまたすごいなと思います」とケムリを褒めちぎる場面もあった。

続けて、「この先はいろんな仕事がきて大変な毎日だと思いますが、そのなかに置いても劇場をふむ。やっぱり劇場が芸人を育てますから。人気は「人」の「気」ですからどう変わるか分かりませんし、どんな賞を獲ろうが続けるということが大事。もう逃げ場がないからね、この2人は。ここで踏ん張って、今日が再スタートじゃないですか」とエールを贈った。 

各所で「東京芸人初のNGKの大看板になりたい」と発言しているケムリ。くるまも「もちろんトリというか、そういう形を目指していけたら」とコメントした。

そのほか、大賞をドーナツ・ピーナツ、新人賞をジョックロックが受賞した。

取材・文/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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