霜降り明星の登場にNGKどよめく、粗品がカウスに弁明も「言うこと聞いてますよ!」
「なんばグランド花月」(通称:NGK、大阪市中央区)にて1月13日におこなわれた『第十回 上方漫才協会大賞』に、「特別功労賞」を受賞した霜降り明星(せいや、粗品)が登場し、観客をどよめかせた。
■ カウスが感謝「マンゲキの知名度を上げてくれた」
若手芸人を育成・サポートする目的で設立された「上方漫才協会」が、2016年よりおこなっている同コンテスト。過去に見取り図やアインシュタインなどが受賞した「大賞」をはじめとし、「話題賞」や「新人賞」など、部門別に賞が与えられる。
10回目となる今回からは、「舞台やメディアなどを通じ、上方漫才協会に多大なる影響を与え、功績を残した芸人を讃える賞」として「上方漫才協会 特別功労賞」を新設。スクリーンに「霜降り明星」の名前が映し出されると、会場にどよめきが起こった。
受賞を受け、粗品は「うれしいですね。漫才師としての箔の付き方がこれ以上ないと思うんで、これからも漫才頑張ります」とコメント。
それに対し、同協会の会長・中田カウスが「コンビ組んで5年目かね、M-1優勝して。次の年は粗品がR-1で優勝。そのおかげで『よしもと漫才劇場』の知名度も上げてくれました」と感謝を述べつつ「ちょっとずつ言うこと聞けへんなった」とチクリと刺し、「言うこと聞いてますよ、僕!」と粗品を慌てさせる一幕も。
せいやは、「協会に入って10年経つんですけど、1番うれしかった瞬間を覚えてるんですよ。カウス師匠に楽屋挨拶行ったとき、僕に『おお~中田カウスのDNAを持つ男!』って。マジですからこれ」としみじみ振かえり、「だから僕が次の会長です!」と宣言。
会場が笑いに包まれるなか、唐突にカウスが「じゃあここで発表しよう。上方漫才協会の副会長に就任していただきます!」と、MCをつとめるアインシュタイン・河井ゆずるを指名し、「変なタイミング!」「今どういう状況?」と芸人たちを混乱させていた。
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そのほか、大賞をドーナツ・ピーナツ、新人賞をジョックロック、特別賞を令和ロマンがそれぞれ受賞した。また同日より、第一回の大賞を受賞したアインシュタイン・河井が、「上方漫才協会」の副会長に就任する。
取材・文/つちだ四郎
(Lmaga.jp)