神戸・南京町の老舗豚まん店「老祥記」、リニューアルのため2月から休業「次の100年に向けて神戸のシンボルになれたら」
神戸・南京町にある老舗豚饅頭専門店「老詳記」(神戸市中央区)が、リニューアルのため2月上旬から約1年10カ月の間、現在の場所での営業を休止する。
大正4年に創業し、今年で110周年を迎える同店。「日本人の口に合うように」と初代店主により開発されたミニサイズの豚饅頭の専門店で、地元・神戸を中心に長年愛され続け、親子4代にわたって常連として通っているという人もいるほどの名店だ。
今回のリニューアルはビルの老朽化が理由で、2月上旬から2026年11月ごろまでの約1年10カ月かけて建て替え工事がおこなわれる。
同店の広報を担当する曹 佳映さんは、「豚まんを作っているところが見えやすくしたりしたいと思っています。1代目のときにお客さんがたくさん来て穴が開いた扉も展示する予定です」と、リニューアルの詳細を話す。
また、「レトロな現在のお店に愛着を持っていただき、リニューアルのニュースを知って来てくださる方も多くてとてもうれしいです。建て替えで見た目は変わってしまうかもしれませんが、次の100年もみなさんに『これこれ!』と思ってもらえる豚まんを作り、ビルも神戸の街の新たなシンボルとして愛されるように頑張りたいです」と今後の意気込みを話す。
リニューアル前の営業は1月31日まで(営業時間は朝10時~夕方6時半、売り切れ次第終了)。だが、工事の期間中は同店の向かい側にある姉妹店「曹家包子館」にて豚まんの販売がおこなわれる。そのほか、2月19日からは連日「大丸神戸店」でも販売される予定(除外日あり ※公式サイトでお知らせ)。
取材・文・写真/野村真帆
(Lmaga.jp)
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