球児スパイク選びメーカーこだわらず
大リーグのカブス・藤川球児投手(32)が8日、伊丹空港から沖縄に出発し、この日から自主トレを開始した。沖縄ではメジャー用のスパイク選びを行うほか、グラウンド外ではメジャーの打者のデータ分析を行うなど、全てを「メジャー仕様」にチェンジしていく。
「(スパイクは)メーカーを決めてない。1つ、2つ、もしかしたら3つの中から、何でも履けるから。足が一番気になるところとみんなが言ってたから、とりあえず(メーカーを)外して」
メジャー特有のマウンドの硬さを考え、スパイクには徹底的にこだわり抜く。そのため、現段階では一社に絞らず、いくつかの履き心地を確かめて「相棒」を選び抜く考え。9日からスパイクを履いて練習する予定だ。
また、今回はパソコンを持参し、自らカブス側にリクエストしたメジャーの打者の映像で分析に取り組む。単に打者の打撃を流す映像ではなく、「ゲームの流れを見たい。相手の打線の流れとかゲームの流れ、どういう展開でとか」と試合の映像で研究を進める。
「例年と一緒ぐらいかな。体のでき具合は」と藤川。すでに遠投も行っているが、ここからペースを徐々に上げていく。