球児『QJボディー計画』順調に進行
カブスの藤川球児投手(32)は13日(日本時間14日)、アリゾナ州メサでキャンプ2日目を迎え、約2時間の全体練習に参加した。
メリハリをつけた。キャンプ初日の前日は午前7時20分に球団施設に到着し、筋力トレーニングなどの個人練習を行った藤川だったが、この日は8時すぎにクラブハウスに姿を見せる“リラックス・モード”。まずは他の選手と同じように自分のロッカーでスクランブルエッグなどのアメリカ式朝食で腹を満たした。
「筋肉を回復させる時間がないといけないですから」。前日の練習後に「体の強さをもう少し上げたいなと思うので、その中で故障しないように。これを一番に考えてやりたい」と課題を口にした。がむしゃらに走り続けるだけでなく、体を休めることの大切さを行動で示した。
それは強い体づくり、米国仕様の『QJボディー計画』が順調に進んでいる証しでもある。筋トレと、プロテインなどのサプリメントで栄養摂取を充実させるのがこの計画の2本柱。この日は体重に関して「増えたかどうかは見てないですよ」とけむに巻いたが、選手名鑑に記された190ポンド(約86・2キロ)を上回る自己最重量で開幕を迎える可能性は高い。
約2時間の全体練習は前日とほぼ同じメニュー。ブルペンでの投球練習は一勤一休のためこの日は行わず“休肩日”となった。「昨日とはまた違う気持ちでできました。また明日ですね」。藤川が施設を出る間際、車中から見せた表情が新天地での充実ぶりを物語っていた。