球児、衝撃的ブルペン!首脳陣が絶賛

 カブスの藤川球児投手は14日(日本時間15日)、アリゾナ州メサでキャンプ3日目を迎え、ブルペン入りし37球を投げた。変化球、直球ともに切れがあり、投手コーチらが絶賛した。

 目を瞠(みは)った。後ろにズラリと並んだ首脳陣から感嘆の声が漏れた。スウェイム監督は「少しペースを落とさせないといけないなぁ」とリップサービスの域を越えた言葉を発した。藤川のキャンプ2度目のブルペンはそれほど衝撃的な内容だった。

 正捕手カスティーヨとの初コンビ。投球前の打ち合わせで2人がテーマに掲げたのは実戦さながらの配球だった。フォーシーム、フォーク、カーブ、カットボール、ツーシーム。5つの球種をフル活用し、見えない打者を抑えにかかった。真剣勝負の37球。藤川は「今日は一番よかった。それは間違いないです」と言い切った。

 この日の投球に一番びっくりしたのはほかでもない、藤川本人だ。

 「体のさばき自体が、狙ったところに強いボールが投げられている。日本の時にはなかったかな、という状態にあります」

 過去の同時期と比較して野球人生最高の状態にあることに「驚きですね。トレーニングも含めてモチベーションの違いでこれだけ自分の体の反応が違うのかな、と認識しています」と本音が飛び出す。それは取り組んでいる肉体改造の成果でもあった。

 練習前には地元シカゴの報道陣に囲まれ、ジョークで笑いを連発した。持ち前の明るい性格と適応力の高さ。藤川の評価が急上昇している。

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