黒田ドミニカに3回無失点も反省忘れず

 「WBC練習試合、ヤンキース2-8ドミニカ共和国」(6日、タンパ)

 WBC1次ラウンドC、D組のチームが6日、米フロリダ州タンパなどで大リーグ球団と練習試合を行い、C組のドミニカ共和国は8‐2でヤンキースに快勝した。米国はロッキーズに7‐8で、カナダはレッズに2‐12で敗れた。

 ヤンキースの黒田が大リーグの主力が並ぶドミニカの強力打線を2安打に抑えた。まともに捉えられたのは二回のエンカーナシオン(ブルージェイズ)の左中間二塁打くらい。それでも黒田は「出し惜しみしてしまった。楽をしてしまった」と苦笑いで振り返った。

 44球で3回を無失点。フォークボールが切れ「前回よりは多少いい球が増えたという感じ」と収穫もあったが、「シーズンではそんなに簡単に振ってくれない。いろんな餌をまきながら」と1シーズンを見据えた投球を心掛けた。

 強力打線を簡単に封じたからこそ「いろんな球をもっと使わないといけない」という反省の言葉が出てくるのだろう。

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