球児はライバル分析、ブーイングは無視
各地でオープン戦を行い、カブス・藤川球児投手(32)はホワイトソックス戦にベンチ入りしたが、当初の予定通り、登板しなかった。ヤンキースのイチローはカージナルス戦に「2番・右翼」で出場し、2打数1安打だった。
ベンチから熱視線を送った。同じシカゴを本拠地とするホワイトソックスと初のオープン戦。登板機会のなかったカブス・藤川は公式戦を見据えて情報収集に努めた。
ホ軍との対決は5月末。強烈なライバル関係にある両軍はそれぞれの敵地で大ブーイングを浴びるのが慣例だ。「自分のチームだったら嫌ですけど、相手(敵地ファン)からだったら気にならないと思います」。ブーイングは主力選手の証しでもあるが、「自分がやれることをやるだけ」と雑音に惑わされることはない。
この日の藤川は練習の合間に新たなヘアスタイルを披露した。1月下旬の渡米に合わせて染めた金髪に黒が交じり始めたことから前日の練習後に「(美容院に)飛び込みで入った」という。色はおとなしめのアッシュ系。うまく気分転換しながら約2カ月の長いキャンプを過ごしている。