球児がエール!侍ベンチ訪れV3託した
「WBC強化試合、カブス7-5日本」(15日、メサ)
カブス・藤川球児投手(32)が試合前に侍ベンチを訪れ、日本代表にエールを送った。同時にチームの仕上がりに太鼓判を押した。「すごい試合が待ってるので、少しでも気の紛らわしというか、自分たちはのんびりやってるよと、いうことで一回気楽になってもらって。オンとオフの時間を楽しめたらなと思って」
笑顔で気さくに日本選手の輪の中に入った。試合前のアップ中に声をかけ、肩をほぐし、侍ナインも藤川に歩み寄った。アメリカでプレーする一人として、できる限りのアドバイスを送った。
「一人一人、会話の内容は変わりますし」と藤川。試合中は登板予定がなくてもブルペンに足を運び、隣合わせのブルペン越しに助言を送った。与田投手コーチは「『こことサンフランシスコは違うから気にしなくていい』と言ってくれました」と笑顔で打ち明けた。
13日の決起集会には松坂らと参加し、チームの一体感を把握済み。「(過去2大会と比較しても)選手がスタッフと一つになってる感じはしました。僕も期待してテレビを見たいと思います」。思いを託し、サンフランシスコでの3連覇を願った。