球児OP戦最終登板0封で開幕準備OK

 「オープン戦、アストロズ6‐6カブス」(29日、ヒューストン)

 カブスの藤川は、アストロズとのオープン戦で2/3回を投げて、無安打無失点、2三振2四球だった。オープン戦最終登板を終えて「感覚的に悪くはなかった。体も元気になったので準備できたかなという感じです」とアピールした。

 六回から登板し、三振、四球、三振、四球で、球数が21球になった。ここでスウェイム監督がベンチから飛び出し、予定の1回を投げ切ることなく降板。疲労を考慮してのものだったが、藤川は「監督が(マウンドに)来たら交代というのは今日知りました」と言って笑わせた。

 ただ正捕手のカスティーヨと意思疎通を図れたことは収穫。「最後にこれができてよかった」と笑顔を見せた。

 前夜にキャンプ地のアリゾナからヒューストンに到着。30日の試合後には開幕戦の地、ピッツバーグに飛ぶ。「最初から100%ではなく、80%ぐらいから入って、徐々に上げていきたい」。デビュー戦が近づく中で、藤川はしっかりとその先を見ている。

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