球児、流れ断ち切れずメジャー初失点
「ブレーブス6-5カブス」(6日、アトランタ)
カブスの藤川球児投手(32)はブレーブス戦で5‐1の八回から3番手で登板し、1回を4安打3失点だった。勝敗は付かなかったが、チームは九回に抑えのマーマルが打たれてサヨナラ負けを喫した。
カブスの藤川は4点リードの八回に登板し、4安打1四球で3点を失った。チームは九回に抑えのマーマルが2本塁打を浴びてサヨナラ負け。スウェイム監督は抑えの配置転換について「これから話し合う。でも藤川も苦しんでいた」と話し、中継ぎのキャンプやラッセルまで候補に挙げた。
無死満塁の好機を逃した直後と、流れは悪かった。3番J・アップトンにカーブを二塁打され、暴投を犯した後、4番フリーマンの右前打でメジャー初失点。さらに1死満塁とされてから2点適時打を許した。右腕は「最後にカーブを選択して打たれたというのは悔いが残る」と先頭への攻めを反省。決め球にしたいフォークボールの精度が低かったことも響いた。
ただ、ショックを受けた様子はなく「投球をつくっている段階。まだ手探り状態な部分もある」と状況に応じた配球を課題に挙げた。