イチロー、ジーターの復帰遅れ「痛い」

 「ヤンキース2‐6ダイヤモンドバックス」(18日、ニューヨーク)

 今季初の延長戦で敗れ、チームの連勝は3で止まった。ヤンキース・イチローは4打席無安打で迎えた延長十一回の打席で中前へはじき返し、2死一、二塁とサヨナラ機をおぜん立てした。しかし、後続にあと1本が出ず、その直後の延長十二回に4点を奪われると、チームに反撃の力は残っていなかった。

 悪いニュースが飛び込んできたのは試合前のことだ。ヤ軍のキャッシュマンGMが“緊急会見”を行い、左足首骨折でリハビリ中の主将、ジーターの戦列復帰が球宴後の7月中旬以降になる見込みであることを発表した。

 一時は5月復帰が伝えられていたが、精密検査の結果、足首に新たな亀裂が判明した。これにはジーターの復活を心待ちにしていたイチローも表情を曇らせ「痛いねぇ」とポツリ。ヤ軍に移籍して以来、ことあるごとにジーターの存在の大きさを口にしてきただけに「あの人の代わりだけはないですからねぇ。(その場に)いるだけでそこに何かを生み出す人なんていないもん」。常にプラスの空気をもたらす唯一無二の選手の長期離脱を心から残念がっていた。

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