イチロー2安打&“決勝”二ゴロ併殺

 「ヤンキース5‐4アストロズ」(1日、ニューヨーク)

 ヤンキースのイチロー外野手(39)はアストロズ戦に「1番・中堅」で出場して右翼にも入り、右中間三塁打を放つなど4打数2安打だった。複数安打は2試合連続。六回は二ゴロ併殺打だったが、その間に決勝点が入った。

 同点の六回1死一、三塁で、三走は俊足ヌネス。相手内野陣は1点OKの中間守備だ。自軍の中継ぎ陣は安定している。次の1点がどんな意味をもつのかをイチローは心得ていた。

 「(内野が)下がってるのは分かっていました。三振しないことと、ピッチャー(への打球)を避けることというのは頭にあるよね」

 相手は初めて対戦する中継ぎ左腕のライト。フルカウントから、内角145キロのツーシームを右方向へ運んだ。二塁前への弱いゴロ。併殺が完成する前に三走が生還した。イチローに打点はつかなかったが、最低でも三塁走者を生還させようという、頭脳的な打撃で決勝点を挙げた。

 5月最初の試合。序盤にチームを勢いづかせたのもイチローだ。休養のため先発を外れたガードナーに代わって1番に入り、初回に今季初の三塁打を放って先制のホームも踏んだ。二回の一塁内野安打で、前夜の3安打に続く今季7度目の複数安打。打率を・279まで上げた。

 最近8試合で31打数13安打、打率は驚異の・419。チームはジーターら主力6人をけがで欠きながら貯金を今季最多の「7」とした。イチローの存在が試合を重ねるごとに大きくなっている。

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