球児、右腕の異常訴え緊急降板
「レッズ4-5カブス」(26日、シンシナティ)
カブスの藤川球児投手(32)はレッズ戦で1回2/3を無失点に抑えたが、右腕の異常を訴え降板。今月10日に復帰したばかりだったが、再び暗転した。
レッズの主砲、ボットに四球を与えた瞬間、グラブで右肘をさわり、顔をしかめた。カブスの藤川は右腕の異常で降板。「(ボットの打席が)終わった時点でもう無理だなと。思い通りのところに投げられなかった」と悔しさをにじませた。
4‐4の八回から登板し、メジャーでは初めて回をまたいでの投球だった。八回は三者凡退としたが、九回2死一塁で迎えたボットへの初球、内角直球で痛みが走ったという。「本塁打もある打者。内角にいい球を、と思ってしっかり投げたときに来た」。苦痛に顔をゆがめながら投げて四球を与えた後、マウンドに駆けつけたトレーナーとともに降板した。
右前腕部の張りを治し、今月10日復帰。順調に回復したかに見えたが、藤川のメジャーの舞台が再び暗転した。