カブス球児、右腕張りで2度目DL入り
カブスは27日、藤川球児投手(32)を右前腕部の張りのため、15日間の故障者リスト(DL)に入れたと発表した。26日のレッズ戦で右腕の異常を訴えて降板していた。4月に同じ症状でDL入りし、今月10日に復帰したばかりだった。
チームは慎重を期して前回は見送ったMRIによる精密検査を受けさせる。球団幹部は前回同様に重症ではないとの見方だが、仮に肘の靱帯(じんたい)などに異常が見つかれば、長期離脱の可能性もある。
前回の故障はメジャー特有の硬いマウンドが一因だった。軸足が思うように動かせず、上半身と右肘付近に負担がかかった。DLから復帰後はできる限りのケアも続けてきたが、26日の試合でメジャーで初めて回をまたいで1回2/3を投げ、球数は最多の35球となった。
回復途上だった右腕に負担がかかった形か。状態が上がりつつあり、藤川自身が投球に手応えを感じていただけに、痛い離脱となった。