ダル今季最悪5失点3敗目…初ボークも
「レンジャーズ2‐6アスレチックス」(18日、アーリントン)
レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は今季ワーストの5失点で3敗目を喫した。アスレチックスの粘り強い攻撃の前にリズムをつかめず、「調子は悪くなかったが、簡単に点を取られた」と振り返るしかなかった。
なかなか振ってこない。狙い球をじっくりと待つ打者が続き、球数が増える。ストライクを取りにいくと二回にモス、三回にジェイソに強振されてスタンドに運ばれた。四回は暴投などで2失点。自身初のボークまで出た。五回までに2桁三振を奪ったが、相手のペースから抜け出せないまま6回、109球でマウンドを去った。
ア・リーグ西地区で優勝を争う相手に、これで通算1勝4敗。「すごく良いチーム。簡単にアウトにならない」と褒めた。大砲が並ぶエンゼルスやタイガースとはひと味違ういやらしさが組織的な攻撃にはある。
5月16日に7勝目を挙げて以来、6試合続けて勝ち星が付かない。それ以上に右腕が悔しかったのは、ようやく前夜に連敗を6で止めたチームに流れを呼び込めなかったことだろう。