田沢&上原、ともに価値ある1回無失点
「レッドソックス5‐1レイズ」(18日、ボストン)
2人の好投が勝利を確実に引き寄せた。レッドソックスの田沢純一投手(27)と上原浩治投手(38)がレイズとのダブルヘッダー第1試合でともに1回無失点とした。
4‐1とリードした五回裏に降雨で試合が中断し、再開は約3時間後。降板した先発の後を継いだのは田沢だった。準備が簡単ではない場面で中軸を迎え「いつもと違う緊張感だった」と言う。だが、フォークボールで2者連続の三振とし、次打者は左飛。危なげなく三者凡退に仕留めた。
上原の登板は5‐1の八回だった。1死一、三塁のピンチを招いたが、ロンゴリアを一邪飛に打ち取ると、ロニーは直球とフォークボールを粘られた末に「苦し紛れ」で選んだ9球目のカットボールで空振り三振。31球の力投でバトンをつないだ。
72試合目で田沢は33試合、上原は31試合。第2試合に登板はなかったが「しっかり準備はしていた」と声をそろえた。頼もしい両右腕がフル回転でチームを支えている。