イチロー、引退表明の43歳リベラに感服
「ヤンキース7‐5レイズ」(22日、ニューヨーク)
二転、三転した試合。初回に3戦連続安打となる中前打を放ち、三回には得点に絡んだヤンキース・イチローが試合後に感心した相手は自軍の抑え、リベラだった。
今季限りの引退を表明している43歳右腕は2点リードを守り切り、今季27セーブ目。カットボールを武器にここまで史上最多の通算634セーブを記録しているが、最近は右打者に対してツーシームを多投するようになった。
球種に工夫を重ね、チームに勝利をもたらす守護神。その姿をライトの守備位置から見ているイチローは「引き出しがないわけじゃなくて、“ここ”っていうときにパッと引き出しから出していく感じだよね。それで相手が混乱する」。151キロを計測したツーシームに「相手はどうしようもないよね。チョロッと出したらこうなるってすごいよね」と感心していた。