ダル1カ月半ぶり8勝目で“雑音”封じ
「レンジャーズ3‐2レッズ」(30日、アーリントン)
4番打者に真っ向勝負を挑んだ。0‐0の三回2死一、三塁で、レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)はフィリップスに速球を続けて追い込み、最後は約155キロで空振り三振にねじ伏せた。七回途中まで無失点。1カ月半ぶりの8勝目を手にした。
勝てなくなると、地元メディアに速球の割合が減ったのではと何度も指摘された。「周りがうるさいので」と冗談交じりに言うが、そんな声も封じる力投だった。
7試合の登板で勝てず、前日には投手コーチから直接指導される場面もあった。「速球がさえを見せていた」と捕手のソト。右腕はほっとした顔を見せた理由を「(自分に)勝ちが付くというより、僕が投げている試合でチームがずっと勝ってなかったので」と説明した。勝てなくても自分を見失うことはなかった。