松井氏が打撃投手!引退式典へ予行練習

 ヤンキースなどでプレーし、昨年末に引退を表明した松井秀喜氏(38)が6日(日本時間7日)、ニューヨーク郊外にあるヤ軍傘下1Aスタテンアイランドの試合前練習に参加し、打撃投手を務めた。

 気温33度。この夏一番の暑さを記録したニューヨーク。メジャーを目指す若い選手に122球を投げた松井氏は白い腕をのぞかせながら「これだけ太陽に当たったのも久しぶりですし、いいですよね、やっぱり」と笑顔で話した。

 現在の拠点はニューヨーク。「春先に(キャッシュマン)GMから『なにかできたら』という話が来た。『近くのマイナーのBP(打撃練習)だったら』と言ったら『ぜひやってくれ』と」。28日のヤンキースタジアムでの引退セレモニーでは始球式で投げる可能性もある。5月の国民栄誉賞授与式では長嶋氏に暴投したとあって「その反省を込めて練習しないと」と笑わせた。

 引退会見から約半年が経過。指導者については「長いスパンで考えてますので、今すぐとは考えてません」と話しただけだったが、8、9日の練習にも参加予定。「来れる時は来たい。野球をやめて太りたくないんで一番の目的はそれです」とまた笑わせながらサポートを約束した。

 ヤ軍には今年のドラフト2巡目の加藤豪将内野手がいる。今年は1Aの下のルーキーリーグでプレーするが、「来年はここでプレーする可能性がある」と関係者。松井氏が来季も補佐役を務めれば、加藤にメジャーの技術や心構えを伝えることができる。

 メジャーまでの道のりは長く、険しい。「100%応援する立場。いいシーズンを送って次のステップに行ってほしい気持ちだけです」。松井氏が未来ある若者たちにエールを送った。

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