イチ弾!2千試合出場自ら祝砲

 「ヤンキース4-10ツインズ」(14日、ニューヨーク)

 ヤンキースのイチロー外野手(39)がメジャー通算2千試合出場を13年目で達成した。日米通算4千安打にはあと26本となった。また、この日で前半戦が終了。ア・リーグ東地区はレッドソックスが2位レイズに2・5ゲーム差をつけて首位を守った。ヤンキースは6ゲーム差の4位だった。

 節目の試合で暴れた。七回。イチローがカウント3‐2からの9球目、内寄り速球を右翼席に叩き込んだ。フルカウントからの一発は通算110本のうちわずか5本。極めて珍しい一発に「最初から狙うことはなかった。ファウルにしているうちに、この辺に来たら、みたいな感じはあった」と振り返った。

 三回の右前打、九回の二塁内野安打と合わせて10戦ぶり、今季7度目の猛打賞。打率は今季自己最高の・283まで上げた。5月23日以降の53試合では・314。開幕時は下位だった打順は今では1番か2番が定位置に。「『ここをやってほしい』と言われた時にちゃんとできる僕がいればいい」と胸を張った。

 通算2000試合出場には開口一番、「そうらしいですね」とさらり。「レギュラーでけがなくやってたらそうなる。結果は関係ないもん。そんなことに僕、価値観感じてないですから」とイチロー節をさく裂させた。

 この日は前半戦最後の試合。ジーターら主力をけがで欠く布陣でチームは現在、地区4位。「勝つといい空気になるけど、負けるとちょっと…。その差が今のチームにはあって安定している感じがしない」と本音。「ジーターさんが帰ってくることを願いましょうか」とキャプテンの早期復帰を熱望した。

 日米通算4千安打まであと26本。プレーオフ争いが激化する後半戦。イチローが4日間の球宴休暇で英気を養う。

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