松坂メッツ初登板は5回5失点で黒星
「メッツ1‐6タイガース」(23日、ニューヨーク)
インディアンス傘下のマイナー球団からメッツに移籍した松坂大輔投手(32)がニューヨークでのタイガース戦に先発で今季初登板した。二回までに2本塁打を浴び、5回を6安打5失点で敗戦投手となった。
浮足立った。昨年10月3日以来となるメジャーのマウンドで5回を6安打5失点。「予想以上に緊張しちゃいました。どういう感じで投げているのか、最初は分からなかった。初めての感覚だった」。メッツの松坂が勝利で飾れなかったメジャー復帰戦を振り返った。
悔やんだのは立ち上がりだ。初回は1死からソロ被弾。二回は2死一、二塁から2点適時二塁打の直後にこの日最速145キロ直球を左越え2ランで計5失点。クリーブランドからFAとなって前日にメ軍と契約し、中3日の過密日程でチーム打率・281を誇るメジャー最強打線に挑んだが、力の差をまざまざと見せつけられた。
ただ、収穫もあった。三回以降の3イニングを無安打無失点。今季、3Aで磨いてきたカーブが奏功した。「マイナーでやってきた投球ができれば、抑えることができる。次に望みを持てるような終わり方ができた」
最初の数試合が、来季の契約を懸けた崖っぷちのマウンドとなる。ここが踏ん張りどころだ。