ダル意地の11Kも13勝目ならず…
「ホワイトソックス3-2レンジャーズ」(24日、シカゴ)
同点の七回にレンジャーズのダルビッシュが意地を見せた。無死一、三塁のピンチから、スライダーで2者連続三振を奪うと、最後はしぶといデアザを遊飛に。113球の力投で勝ち越しを許さず2失点で投げ抜いた。
試合後、ワシントン監督は「強い男だ」と賛辞を惜しまなかった。一、三塁とされた直後は両脚がつった状態になっていたという。デアザの打席で監督とトレーナーがマウンドに慌てて来たが、続投を志願して信頼に応えた。
右腕は「投げ方を見てもひどかった。脚がつるのをどうするか、しか考えてなかった」と苦笑いで振り返り「自分が招いたピンチだったので、最後まで投げきるという気持ちはあった」と責任感を強調した。
11三振を奪い、今季225個。29試合で221個だった昨季を、25試合目で超えた。13勝目はならなかったが、後半戦は7試合すべて6回以上投げ、3失点以下。存在感は増すばかりだ。