松坂6失点で3敗目「言い訳できない」
「ブレーブス13‐5メッツ」(2日、アトランタ)
今季のメジャー初登板から連敗で迎えたメッツ・松坂の3度目の先発マウンドは、またも苦いものだった。ナ・リーグ東地区首位を独走するブレーブス戦で一回に無死一、三塁から3番打者フリーマンに2点打を許し、二回にも同じ打者に3ランを浴びた。3回7安打6失点で3敗目となり「何の言い訳もできない」と肩を落とした。
今季、インディアンスで開幕メジャーを逃した松坂はマイナーでも苦しみ、これまでに「結果が悪くても内容に満足できるときはあるけど、今年に限ってはなかった」と漏らしていた。一昨年に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けて以降、以前の投球感覚を取り戻せておらず、メジャーでの3試合は安定感を欠く内容。「なかなかいい形を出すことができず(球団に)申し訳ない」と話した。
ただ、コリンズ監督は「彼が必要だ」と、今後の登板機会を否定しなかった。まだチャンスをもらえる可能性はあり、初勝利を目指す松坂は「我慢しながら、耐えながらやっていく」と前を向いた。