ダル 野茂超えシーズン240K「光栄」
「アスレチックス11‐4レンジャーズ」(4日、アーリントン)
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)がアスレチックス戦で先発。三振を4個奪って今季240とし、野茂英雄に並んでいた日本投手のシーズン最多記録を更新した。しかし、5回0/3を5安打5失点で7敗目(12勝)を喫した。
記録更新についてダルビッシュは「超えたことは光栄」と喜んだ。ただ、「野茂さんは真っすぐ、フォークだけでやっている。時代も違うし、まだ比べられる選手ではない。いずれは比べられる選手になれるように(なれたら)、と思う」と、日本選手の先駆者への敬意を示した。
試合はア・リーグ西地区の優勝を争うライバル相手に、今季ワーストの6四球と乱れた。二回までに4四球を出して3失点。「真っすぐを制球できなかった。どんどん悪い方向にいった」と言う。ボール球にはまず手を出さない打線に対して後手に回り、六回にも四球の後に2ランを浴びた。
レンジャーズは昨季、最大で13ゲーム差もつけていたアスレチックスの猛追に遭い、最終戦で地区優勝を逃した。今季の両者はこれで同率首位。レンジャーズが雪辱を果たすためには、ダルビッシュの踏ん張りにもかかっている。