上原、イチロー斬りで23試合連続0封
「ヤンキース8‐9レッドソックス」(5日、ニューヨーク)
1点リードの延長十回から登板したレッドソックス・上原は、2死までこぎ着け、イチローに対した。フルカウントからバットが空を切った瞬間、飛び跳ねて喜びを表現した。
今季3度目のイチローとの対決は、最初の2球が高めに浮いた。「イチローさんを抑えて終わりたいという気持ちが強すぎて高めに行った」。すぐに邪念を振り払う。最後は高め148キロ直球で空振り三振。18セーブ目を手にした。7月9日から続いている連続無失点記録は23試合、26イニングまで伸びた。無安打で締める“パーフェクトセーブ”も7戦連続で、球団記録を塗り替えた。
レ軍は3連勝で2位との差を6・5ゲームに広げ、地区首位を快走。「なにも変えることなく準備して、やることが大切だと思う」。背番号19がマウンドに上がったとき、それはチームの勝利を意味する。