米大リーグのドジャースは１６日、社会人野球のクラブチーム、エディオン愛工大ＯＢ　ＢＬＩＴＺ（名古屋市）の最速１５１キロ右腕・沼田拓巳投手（１９）＝１８４センチ、８４キロ、右投げ右打ち＝とマイナー契約を交わしたと発表した。１０月に渡米し、メディカルチェックを受けたのちに、正式契約するという。

　同投手は岐阜・大垣日大高から愛知大学野球２部リーグの名産大に昨春進んだが、その年の夏に中退し、今年１月にクラブチーム入り。今春の都市対抗野球東海地区予選で最速１５１キロをマークし、ド軍スカウトの目に留まった。

　高校時代は甲子園のベンチ入りさえ果たせず、大学、社会人を通じて実績はほとんどない。初戦敗退した今月上旬の全日本クラブ野球選手権大会でも、沼田は１／３回で１安打１三振と打者２人に投げただけ。あくまで“原石”評価で、ド軍スカウトからは「あと５キロは球速を上げるように」と宿題を出されているという。