沼田ド軍契約 日本野球連盟が不備指摘

 日本野球連盟(JABA)は17日、加盟チームである「エディオン愛工大OB BLITZ」に所属する沼田投手とドジャースのマイナー契約に関して、手続きなどの不備を指摘するコメントを発表した。

 「ドジャース球団がシーズン中であるにもかかわらず、JABA加盟チーム代表者の了解を得ず在籍選手と個別に入団交渉を行い、登録抹消の手続きも行われないまま、プロ選手としての契約を締結していること、また、JABAとNPBによりNPB傘下の球団が獲得できない選手と契約したことは非常に遺憾です。JABAとしては、常務理事会で対応を協議することと致します」

 今回の契約は、JABAとNPBで申し合わせた「入団交渉は、日本選手権予選終了後にチームの代表者に連絡を取った上で行う」という条項への配慮がなく、契約手続きにも問題があるという。日本野球連盟・崎坂事務局長は「07年にも同様の事例があった。MLB側には、NPBを通じて慣例を尊重して欲しいと発信してきたが、また同様のことが起きた」と話した。

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