上原連続打者アウト&無失点記録止まる
「レッドソックス2‐3オリオールズ」(17日、ボストン)
レッドソックス・上原が積み重ねてきた記録が途切れた。連続打者アウトは37で、連続試合無失点は27でそれぞれストップ。ただ何より悔しがったのが、今季初めての黒星。「負けたことに腹が立つ。(敗戦を)糧にしようとは思わない。ずっと負けたくない」と唇をかんだ。
セーブが付かない2‐2の九回にマウンドへ向かうと、いきなり先頭打者に中越え三塁打を打たれた。「コースは間違ってなかった。少し高かった」と振り返った外角の速球をたたかれ、8月17日以来の走者を許した。
気持ちを切り替える間もなく、次打者には2球目のフォークボールを右翼後方に打ち上げられた。「ゴロを打たせたかった。少し高かった分、外野までいった」と悔やんだ失投。犠飛で7月6日以来となる失点を喫し、これが決勝点となった。
記録が途切れたことに関しては「周りが言うほど気にしてない」と言い切った。6年ぶりの地区制覇が迫るチームに貢献するため「12時回れば切り替えてやります」と、自らを奮い立たせた。