ダル粘投…六回途中降板も連勝呼び込む

 「レンジャーズ3‐2アストロズ」(24日、アーリントン)

 勝利の瞬間をベンチ前で見届けたレンジャーズ・ダルビッシュは表情を崩し、ぽんと両手を合わせた。14勝目はつかめなかったが「残り試合は少ない。勝ったということが良かったと思う」とほっとしたように語った。

 粘りの投球だった。一回、連続四球などで満塁を招き、犠飛で先制を許した。二回以降も速球の制球が安定せず、変化球でかわし続けて五回まで何とかゼロを並べた。

 勝ち越した直後の六回、先頭のドミンゲスに同点アーチを浴びる。1死後、4個目の四球を与えて101球で交代。それでも大崩れしない投球で、今月初めてとなるチームの連勝を呼び込んだ。

 昨年は到達できなかった200投球回をクリアし、204回となった。チームはワイルドカード争いでインディアンスを1ゲーム差で追う。もし、レギュラーシーズン最終戦が大一番となれば、背番号11が再びマウンドに立つことになる。

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