松坂「来年につながる」貫禄の3連勝
「レッズ0‐1メッツ」(25日、シンシナティ)
メッツの松坂が、ようやく本来の姿に戻ってきた。力感あるフォームから切れのある直球を投げ込み、レッズの強力打線を八回2死まで無得点に抑えた。シーズン終盤に最高の投球を披露し「来年につながる」と自信をにじませた。
二回までで4三振を奪う好発進だった。伸びのある直球を軸にしてカーブで緩急をつけ、三回以降はリズム良くアウトを重ねた。三塁を踏ませない投球で「ストレートとカッターが低めのいいところに決まっていた。指の掛かりはいいと思う」と納得の表情だった。
8月にメッツで今季メジャー初登板を果たしたが、打ち込まれて3連敗。だが、球威が戻ってからは貫禄の投球で3連勝。我慢強く起用し続けたコリンズ監督は「打者を考えて組み立てている」と、内容を高く評価し、来季の戦力としても「当然」と前向きに答えた。