リベラの勇姿…イチロー「かみしめた」
「ヤンキース0-4レイズ」(26日、ニューヨーク)
本拠地最終戦。今季限りの引退を表明している守護神リベラの勇姿を、外野から見届けたヤンキース・イチロー外野手(39)は「その瞬間をかみしめたというか、僕も味わいたいという思いが生まれました」と話した。
ヤ軍一筋19年、メジャー最多の通算652セーブを誇るリベラは0‐4の八回途中から登板して1回2/3を無安打無失点。九回2死となったところでベンチからジーターと、同じく今季限りで引退するペティットがベンチから出てきて投手交代を告げる粋な演出に、43歳右腕はマウンド上で号泣した。
4日前に盛大な引退式典が行われているが、「セレモニーよりも心が動きましたね。自然発生でああいう空気ができ上がったことがすごい」とイチロー。自身は無安打でリベラに勝利を贈ることはできなかったが、球史に残る試合になったことは確かだ。