マー君獲得へ…ヤンキース59億円入札
米大リーグ、ヤンキースが楽天のエース、田中将大投手(24)の獲得に動く可能性が高いとニューヨーク・ポスト紙(電子版)が10日(日本時間11日)、報じた。
ヤ軍の先発陣はペティットが今季限りで引退し、黒田が今オフにFAになるため、来季のローテーション入りが確定しているのはエースのサバシアとノバの2人だけ。同紙は関係者の話として、ヤ軍がポスティング・システム(入札制度)で大リーグ移籍を目指す田中の獲得を今オフの最優先課題に置いているとした。
すでにヤ軍はGM補佐を日本へ派遣し、田中を調査済み。同紙は、ある球団スカウトの「ストライクを投げられる分、彼はダルビッシュよりも上だ」とのコメントを紹介している。また複数の球団幹部の話から、交渉権の入札額は11年オフに同制度でレンジャーズへ移籍したダルビッシュと同じ6000万ドル(約59億円)、契約は同投手の6年5170万ドル(約50億8千万円)を上回る5年6000万ドル(約59億円)と予測した。
同紙は、田中が速球とフォークが武器であること、試合終盤でも95マイル(約153キロ)の速球を投げ、20マイル(約32キロ)の落差があるカーブを投げることも紹介。ヤ軍のほかにレッドソックス、レンジャーズ、ドジャースも調査していると伝え、争奪戦になることを示唆した。