Rソックスがサヨナラでタイ!上原初星
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第2戦、レッドソックス6‐5タイガース」(13日、ボストン)
ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦を行い、レッドソックス(東地区)がサヨナラ勝ちし、1勝1敗とした。同点の九回を0点に抑えた上原がポストシーズン初勝利を挙げた。レッドソックスは4点を追う八回にオルティスの満塁本塁打で追い付き、九回にサルタラマッキアがサヨナラ安打を放った。田沢は登板機会がなかった。
レッドソックスが終盤で4点差を追い付き、サヨナラ勝ちを収めた。劇的な展開の中で上原も好投で貢献し、ポストシーズン初勝利を挙げた。「最高。むちゃくちゃ大きい」と大喜びした。
敗色が濃くなった1‐5の八回に、2死満塁から主砲オルティスが同点本塁打を放った。逆転勝利への機運が高まる。ブルペンの電話が鳴り、上原の九回の登板が決まった。わずか数分の準備だったが「それが逆に良かった。何も考えずにいけた」。「コウジ、コウジ」の大歓声を浴びながら、ブルペンを飛び出した。
マウンドでは「点を取られたら終わり。どんどんと攻めていこう」と開き直った。先頭を二飛に打ち取り、ジャクソンは3球三振。前夜に二塁打を浴びたハンターは直球で遊飛に仕留めた。
9球での三者凡退。八回に4投手を投入しても逃げ切れなかったタイガースに救援陣の力の差を見せつけた。守護神の投球に打線も応え、九回裏にサルタラマッキアのサヨナラ打で勝負を決めた。